発達障害の子供を持つ親御さんの悩み③

■お風呂についての悩み

発達障害をもつお子さんの中にはとにかくお風呂が嫌い、お風呂に入りたくないなどのお風呂に関する悩みを抱えているケースがあります。
それは主に下記のような理由があるからです。

1.お風呂に入るという考えにうまく切り替えられない
2.お風呂に入った際の見通しが立てにくい
3.感覚過敏のため痛みや不快感がある

これらについてもう少し詳細に説明します。

1.お風呂に入るという考えがうまく切り替えられない

テレビをみたり、ゲームをして遊んだり、宿題などしているとき親御さんから「お風呂に入りなさい」と言われると嫌悪感を持つことがあります。
それは今自分がおこなっている事からお風呂に入るという事にスムーズに考えを切り替えるのが難しい子の特徴です。

2.お風呂に入った際の見通しが立てにくい

お風呂に入るということは当然服を脱ぐ、体を洗う、シャンプーをする、湯船につかる、体を拭く、着替えるなど様々な工程があります。
つまりお風呂に入るために何をするのかという見通しがつきにくいため、お風呂に入る事を嫌がってしまうのです

3.感覚過敏のため痛みや不快感がある。

お風呂に入ると体洗ったり、シャンプーをしたり、湯船つかったりすることが当然ありますが、それが嫌だというお子さんの場合、感覚過敏の可能性があります。
これはなかなか理解するのが難しいですが、本人とってはとても不快に感じることなので、お風呂に入るのが嫌になるのです。

そんなお風呂嫌いなお子さんの場合例えばお子さんと相談した上でお風呂に入る時間を決める、お風呂に入るときにすることを一つ一つ書き出してあげる、タオルや石鹸を低刺激のものに変えたり、シャワーヘッドを柔らかいお湯が出るものに変更するなど色々と対策方法がありますので、お子さんとじっくり向き合って対策してみてください。

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